桂麻剤 漢方薬解説

小青竜湯の解説

投稿日:2020年2月7日 更新日:

麻黄 桂枝 甘草 芍薬 半夏 乾姜 細辛 五味子

麻黄湯をより水滞の多い寒証向きにつくりかえた処方であり、温性を高めるために生姜ではなく乾姜が加えられています。乾姜・細辛は温性が強い生薬でもあるので、寒証向きの処方になります。

心下に古い畜水があり、表が閉じている状態に用いられる処方です。

芍薬・五味子で脾陰を助け、細辛・乾姜で裏を温め、半夏で利水し、桂枝・麻黄で表を開き、桂枝・甘草で胃の陽気を補うことを目的としています。

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