麻黄 桂枝 甘草 芍薬 半夏 乾姜 細辛 五味子
麻黄湯をより水滞の多い寒証向きにつくりかえた処方であり、温性を高めるために生姜ではなく乾姜が加えられています。乾姜・細辛は温性が強い生薬でもあるので、寒証向きの処方になります。
心下に古い畜水があり、表が閉じている状態に用いられる処方です。
芍薬・五味子で脾陰を助け、細辛・乾姜で裏を温め、半夏で利水し、桂枝・麻黄で表を開き、桂枝・甘草で胃の陽気を補うことを目的としています。
自由がないと人生は楽しくない!
投稿日:2020年2月7日 更新日:
麻黄湯をより水滞の多い寒証向きにつくりかえた処方であり、温性を高めるために生姜ではなく乾姜が加えられています。乾姜・細辛は温性が強い生薬でもあるので、寒証向きの処方になります。
心下に古い畜水があり、表が閉じている状態に用いられる処方です。
芍薬・五味子で脾陰を助け、細辛・乾姜で裏を温め、半夏で利水し、桂枝・麻黄で表を開き、桂枝・甘草で胃の陽気を補うことを目的としています。
執筆者:cynthiarte
関連記事
大黄 茵陳蒿 山梔子 名前の通り茵陳蒿を主役としている処方で、利胆(退黄)や湿熱を去る作用があり、脾の湿熱である黄疸の重要な治療薬になります。さらに山梔子にも利胆作用があり、大黄の駆瘀血、消炎、湿熱を …
桂枝 甘草 麻黄 杏仁 辛温発表剤(温めて表証を治す)の代表的な処方で、麻黄の鎮咳作用と杏仁の鎮咳去痰作用が合わさり、咳嗽や喘鳴のあるものに奏効し、呼吸困難を改善する作用があります。 麻黄・杏仁・桂枝 …
桂枝 芍薬 甘草 大棗 生姜 葛根 麻黄 川芎 辛夷 葛根湯に川芎と辛夷を加えたもので、鼻づまりに適応するためにつくられた処方です。 辛夷は鼻を開く作用があり、民間療法でも直接鼻に詰めたりして利用され …
大黄 甘草 芒硝 大黄甘草湯に芒硝を加えたもので、緩下剤の基本処方となっています。 大黄と芒硝はいずれも苦寒薬の代表であり瀉下作用が強いため、甘草はそれらによる胃腸障害などを緩和する目的で加えられてい …
[…] 小青竜湯 […]