調剤薬局で働いていると、色々な人たちと会話します。家族の愚痴を言う人、会社の愚痴を言う人、自慢話をする人と様々です。中には病院や医師の悪口を言う人もいます。医師の悪口で多いのは「病院代が高い」「頼んだ薬を出してくれない」「待ち時間が長い」などです。
悪い評価がつくということは、その逆をすれば高評価となるわけですよね。つまり「医療費が安い」「欲しい薬がもらえる」「すぐに帰れる」となるわけですが…もはやコンビニですね(笑)今の御時世、やはり利便性を最優先するニーズが高いということなのでしょう。そりゃあ仕事帰りにちょっと病院へ寄って、欲しい薬伝えて、最低限の医療費だけ払って帰れれば楽ですよね。院内処方で薬をもらえればさらに早く安く済ませることができますが、医薬分業の影響で年々院内処方は減ってきてます。私は院内処方推しなので全ての医療機関が院内処方にすればいいのにと本気で思っていますが、正直処方箋を出したほうが利益を取りやすいんですよね。回転率は上がるし、在庫は気にしなくていいし、その気になれば薬の説明も薬局に丸投げできますので。
おや…これってなんだか、最近流行りの無在庫転売に似ているような…(;’∀’)
ちなみにコンビニエンスストアは非常に便利ですが、その分若干割増料金です。しかし、医療に関しては価格まで要求する人が多いんですよね。こうなってくるとコンビニすらも超えて、ファストフードの領域です。
「うまい!」「早い!」「安い!」みたいな(笑)
保険を使っている方が圧倒的に多いので、窓口負担は1~3割で済んでいると思うので十分安いと思うのですが( ̄▽ ̄;)
何はともあれ、コンビニクリニックは人気があります。実際に私の薬局の近くにもありますが、やはり集客力は尋常じゃないですね。そこの院長先生と私は仲がいいのでたまに話をするのですが、口癖のように「とにかくお客様のニーズに答えるのが一番だ」と言われています。医療に関して言えばこの言葉に対しては「う~ん…」と悩んで賛同しかねる部分もあるのですが、確かに人気はあるんですよね~。
結局のところ医療もビジネスですから、集客したもの勝ちという意味ではコンビニ戦略は正解なのかもしれませんね。
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