桂麻剤 漢方薬解説

五虎湯の解説

投稿日:2020年2月4日 更新日:

麻黄 杏仁 甘草 石膏 桑白皮

この処方は麻杏甘石湯に桑白皮を加えたものです。桑白皮は利水消種の効能により気管支粘膜の浮腫を除き、気道の通過をよくする働きがあるため、麻杏甘石湯よりも気管支喘息に対する作用が強化されています。ただし、発作に対しては構成生薬の少ない麻杏甘石湯の方が効き目がシャープに出ます。

石膏が含まれているため寒証のものや、著しい虚証の人には用いません。

喘鳴や真っ赤にして息苦しくなるような激しい咳嗽があり、口渇や自然発汗が認められる場合に適応します。特に小児に対してしばしば用いられます。

前の記事へ







-桂麻剤, 漢方薬解説
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

関連記事

小柴胡湯の解説 

柴胡 黄芩 半夏 生姜 人参 大棗 甘草 柴胡・黄芩からなる柴胡剤の基本的な薬方で、主薬の柴胡は黄芩とともにみぞおちから脇腹にかけての肋骨弓下部に抵抗や圧痛が認められる胸脇苦満(胸脇部における一種の炎 …

調胃承気湯の解説

大黄 甘草 芒硝 大黄甘草湯に芒硝を加えたもので、緩下剤の基本処方となっています。 大黄と芒硝はいずれも苦寒薬の代表であり瀉下作用が強いため、甘草はそれらによる胃腸障害などを緩和する目的で加えられてい …

麻子仁丸の解説

大黄 枳実 厚朴 麻子仁 杏仁 芍薬 潤腸湯から桃仁・当帰・地黄・黄芩・甘草を去り、代わりに芍薬を加えた処方となっています。 麻子仁・杏仁が腸燥を潤し、枳実は大黄や厚朴とともに腹満や上腹部のつかえの緩 …

桂枝加芍薬湯の解説

桂枝 芍薬 甘草 大棗 生姜  この処方は桂枝湯の芍薬を倍量にした「建中湯類」の基本となる薬方で、芍薬による内臓平滑筋の緊張緩和や鎮痛作用と、桂枝と生姜による健胃作用が主な薬効となります。芍薬の筋弛緩 …

漢方薬の解説(種類別まとめ)

このページについて 私が今までに講演会のために作ってきた漢方薬に関する資料をここに記載していこうと思います。かなり簡単にまとめた初心者レベルではありますが、これから漢方薬について勉強する方達の参考にな …

新着投稿

アーカイブ

カテゴリー